インストールも、サーバも、専用機も要りません。ブラウザで開けば、そこがレジです。動物病院の会計に必要なものだけを、20年ぶんの操作体系そのままに載せました。
レジが重くなる原因を、順番に外していきました。残ったのは、打って、渡すことだけです。
売上をどこにも預けません。計算して明細を出したら、それで仕事は終わり。だから通信も、月額も、障害対応もありません。
単価はその場で打ちます。登録するのは品名だけ。値上げのたびにマスタを直す作業から解放されます。
このデモが、そのまま本番です。試した操作がそのまま現場の操作になるので、導入日に覚え直すことがありません。
診察券を読むところから、明細を渡すところまで。指はテンキーの上から動きません。
バーコードリーダーでも、タブレットのカメラでも。番号を打っても構いません。氏名や連絡先は端末に残さず、診察券IDと表示名だけを扱います。
5000 → 眼科検査。数量は 1200*3 のように。消費税と非課税は自動で分けて計算します。
6000 → 現計/預。釣銭が出て、診療明細書の確認画面に切り替わります。
タブレットをそのまま向けて確認していただき、印刷するか、明細ファイルとして保存します。
その日の会計は端末の中に溜まっています。集計を開いて、CSV か Excel で書き出すだけ。明細番号の抜けも自動で見つけます。
| 動作環境 | iPad・Android タブレット・PC のブラウザ。オフラインでも動きます |
|---|---|
| 入力 | 画面のキー/物理キーボード/カスタムキーボード(同じキー割当) |
| 患者の特定 | 診察券のバーコード・QR、カメラ読み取り、番号入力、URL からの受け渡し |
| 消費税 | 外税・内税、非課税品目、端数処理(切捨/四捨五入/10円単位)、税率は期間で自動切替 |
| 会計操作 | 数量・%値引・行削除・小計・担当者・現金/クレジット・領収書再表示 |
| 保存 | 打ちかけの会計は端末に自動保存。閉じても、落ちても、続きから再開できます |
| 自院設定 | 設定ツールで作ったファイルを読み込むと、病院情報・消費税・品名が入れ替わります |
| 日計 | 件数・税抜・消費税・税込・支払区分別・部門別/CSV・Excel・明細ファイル出力/複数台の合算 |
| 明細の形式 | 公開仕様の JSON(vetss-receipt)。他システムへの受け渡しを想定しています |
デモのまま触っていただいても構いませんが、自院の品名を並べれば、その日から本番の道具になります。
ブラウザの中だけで動きます。入力した品名がこのサイトに送られることはありません。
サンプルを直しても、既存のマスタを貼り付けても構いません。単価は登録しません。よく使うものを上へ動かすと、画面の左上に来ます。
病院名・登録番号・消費税の設定・品名が、ファイル1つにまとまります。
歯車のボタンから読み込めば、次回からは自院のレジとして開きます。複数台お使いの場合は、同じファイルを各台に読ませて端末記号だけ変えてください。
もとになったのは、20年ほど前に動物病院向けに書いたレジです。当時まだ珍しかった非同期通信を使い、画面を再読み込みせずに明細が伸びていく——今でいう SPA の走りのようなものでした。以来、実際の病院の窓口で会計を打ち続けてきました。
今回やったのは、発明ではなく移し替えです。単価を打ってから品名キーを押す文法も、テンキーだけで会計が終わる割当も、消費税の丸め方も、現場が長年検証してきたものをそのまま持ってきました。
変えたのは、置き場所だけです。サーバの中にあったものが、タブレットの中に移りました。それだけで、必要なものが専用機からブラウザ1つになりました。
試作段階です。隠さずに書いておきます。